みなさんは緑の筐体のオーバードライブをその目に入れたとき、もはや定番となったかのオーバードライブを連想されるかと思います。
また今や、その伝説的な緑のオーバードライブを元に数多くのオーバードライブ生み出されて来ました。
そんな伝説への私達からの新解釈が、今回の濃い緑のオーバードライブになります。
トーン回路部とクリッパー部、そしてオペアンプ部を中心に変更を加えていくことで、独自性をもった凛とした骨格を加えることでともすれば甘い質感だけが目立つ音になりがちな音に凛とした高域としっかりした存在感のある輪郭を加える方向に設計いたしました。
存在感はありつつも、低域はある程度引き締めてあることも特徴の一つでしょう。
また、トーン回路も高域成分の変化に加え、若干のゲイン量の変化にもかかわっており、トーンノブを最大にあげた際には一種の飛び道具のようにそれまでのオーバードライブトーンから打って変わってファズのような音像を作り上げることも可能です。
このモデルはダイナミックモードとシリコンモードの2つのモードを兼ね備えておりシリコンモードではTSを元にしたハードクリッピングによる適度なコンプレッション感と甘さをもったオーバードライブになっており、これ単体での軽い歪やアンプをある程度歪ませ、タイトさとミドルの艶を加えるためのブースターとして最適なモードになっています。
ダイナミックモードでは打って変わって荒々しいダイナミックな音となり、
いわゆるアンプライクなコンプレッション感の少ないダイレクトなサウンドが
特徴のモードとなっています。
ピッキングにしっかりと食いついてくれるガッツのある高域と、存在感はありつつもブーミーにならない低域が特徴です。
歪の送料はシリコンモードよりも少なくなっていますが、アウトプットレベルがシリコンモードに比べて非常に高く、いわゆるケンタウロスでブーストするようなある種のクリーンゲインブースターのような使い方やアウトプットレベルの高さを生かし、真空管アンプや、お気に入りの歪ペダル自体の歪をさらに骨格を加えて押し出すような使い方がおすすめです。
電源電圧はもちろんいまや定番の18Vにも対応しており、ヘッドルームを稼ぐことでよりピッキングの追従度が上がりクリーンなトーンとなります。
内部パーツもオペアンプやオーディオ用電解コンデンサの採用をはじめ、
高品質なものを使用しております。