カテゴリー
その他

そのノブほんとにブーストノブ、後編

 こんにちは!JKです!先日書き始めて長くなってしまった1ノブブースターのノブ掘り下げ記事の続きです!

 ざっくり今回みていく2つの仕様についておさらいしてみましょう。
A:ほんとにゲインを弄れるゲインノブ:弱点はノブをあげていくことであえて歪をつくることもできるが、欲しい歪量に達した時点で音量が大きくなりすぎてしまう場合がある。

B:ゲインは固定で実はヴォリュームノブ:弱点は出力の大きいピックアップ等だと歪んでほしくない場合でも通した時点で歪んでしまう場合がある。

 Bのような方式のブースターの場合、出力が強いピックアップを搭載されているギターをお使いの場合は、ブースター自体が過入力によって歪んでしまう場合があります。このブースターによって生まれてしまった歪は、B方式の場合は増幅量そのものを調整することはできないので歪んでしまった音の音量の増減のみしかノブによってコントロールできません。
 もちろん、その生まれる歪が心地よいと人気のモデルも多数あり、狙って歪ませる人も多く一概に弱点といえるものではありません。また、この歪を発生させなくしたい場合はギター側のヴォリュームを絞り、信号を弱めてあげることで解消することができます。

 またBの方式で増幅されたものと、Aの方式で増幅されたものを、同じ音量に揃えたとしても後段のアンプやエフェクターへの影響は大きく変わってきます。
 例えばAの方式のブースターの後段にさらにBのようなヴォリューム回路を備えたブースターも存在します。
 
 この複合バージョンの利点としては、歪量の調整と音量の調整どちらも備えているため、ギターにあわせて歪まないように(もしくはあえて歪ませる)設定して、あげることができます。
 一見すべての弱点を解消して無敵に見えるこの複合体ですが、実際はこのレベルまで音量を増幅したい!と思いゲインレベルをあげてしまうと結局歪んでしまうという事態はかわりません。
 
まだまだこの話では語りたいことがあるので、さらに次回!