AT/V-001 Volume pedal

パッシブのVOLペダルに求められるものとは何かを追求いたしました。

通常のVOLペダルが抱える問題点といたしましては、
可変幅の狭さによるVOL操作範囲の狭さから、
音量をを0まで持っていけるように設定してしまうと、
実際には最大まで踏み込んだ時点でも十分にポットを回しきれず、
音瘦せの原因になってしまうことがあげられます。

私共のVOLペダルはギアの嚙みこみ位置や、
シャフト部を工夫することで、
踏み込み時の十分なトルク感と大きな可変幅を実現いたしました。

また、別種の問題といたしましては、
一般的なVOLペダルはハイインピーダンス用、
ローインピーダンス用とざっくりしかわかれておらず、
内部のポットの定数もどちらにでも使用できるよう
アバウトな数値が設定されています。

通常500Kのポットが使用されるハムバッカー搭載のギターに、
100Kのポットが使用されたVOLペダルを使用してしまいますと、
高域を中心に音質に影響が生じてしまうことや、
手元でコントロールした場合との操作感が異なってしまいます。

これは250Kのポットを使用するシングルコイル搭載のギターでも
同じ問題が生じてしまいます。

特に1MΩのポットを使用するジャズマスターのようなギターに、
100KΩのようなポットを使用してしまいますと、
大きくハイが削られたような印象になってしまう場合もあります。

私共のVOLペダルは1台ずつのハンドメイドである点を最大限にいかし
プレイヤーのご使用のギターに合わせた数値のポット選択が可能です。

また、ハイ落ちに対しましてもポットの定数に合わせて設計した
スムーステーパー回路を使用することで、
よりスムーズなヴォリューム変化とハイ落ち対策を実現いたしました。

また、内部の配線材に関しましても、
完璧な内部回路の延長を目指しておりますので、
FENDER定数であればクロスワイア、
GIBSON定数であれば単芯シールド線を用いる等
細部までこだわった仕様での製作が可能となっております。

また、GIBSONタイプとFENDERタイプを共存させることも
1つのVOLペダルで可能となっております。