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ブ~スタ~ってなんですの!?3

 おそらくこれで最後のこのざっくりブースター解説シリーズ、今回は応用編と変化球編です!JKです!

5、オーバードライブをブースターとして使う。
 はい、これもいまや定番の方法ですね。80年代あたりからハードロックやブルースの世界でもI社のチューブスクリーマー(TS)やB社のOD-1を、軽く歪ませたアンプ(激歪でもOK)の前に繋ぎ、ゲインを稼ぐというやり方ですね!

 特にTSあたりはミドルにほど良い倍音成分を加えてくれ、音を一歩前に押し出してくれると同時に、ローのもたつく部分をカットしてくれるために気持ちよく音を前に押し出してくれます。ほどよいゲイン感も人気の秘訣でしょうか。
 ブルースやロックなどでは、レベルのみをあげ、ゲインを抑えたブースターとして使用したり、ハードロックやメタルなどではゲインつまみも上げゲインをアンプのゲインと合わせてリッチなハイゲインサウンドに仕上げることもできます。

 有利な点としましては、それ自体がある程度歪を発生させるため、増幅させられる歪の量の幅が広いことや、そのペダル自体のカラーが積極的に音域に影響をあたる事などです。
 また、音量(レベル)をあげることによって、後段の歪を増幅するクリーンブースターでは、後ろに繋ぐものによって課題入力によって音飛びや音割れを起こしてしまうものもありますが、それ自体は歪むODはレベルを抑えてもゲイン量を積極的に操作することが可能です。

 不利といえる点に関しては、先程の有利な点と逆なことがいえ、その歪ペダルのカラーが強くでてしまう場合があることでしょうか。
 また音量(レベル)をブーストさせる目的で使用する場合、前回とりあげましたクリーンブースターの方が音量の単純な増幅量も大きく、後段や前段へのペダルへの音色の変化の影響も少ないので 用途にあった選び方が大事になってきます。

 このやり方で有名な人は名前を挙げきれませんが、この使い方を広めた立役者としてはやはりスティーヴィー・レイヴォーンさんですね。

6、EQをブースターとして使う。
 これも知る人ぞ知るブーストの仕方の一つですね!B社さんのGE-7等のレベル摘みのみを上げいわゆるクリーンブースター的に使用する方法の一つです。

 この方式の利点としては、欲しい帯域の音も同時にEQ摘みを弄ることによって増減できることですね。もともとEQとして設計されているため、いわゆる歪ペダルに搭載されているEQ摘みよりも設定できる周波数帯も多く、効き幅も大きいものが多いためバッキング用の設定をしているところから、アンプのチャンネルを一つ増やしたかのように音色とゲイン量を一気に操作することも可能なところでしょうか。

 不利な点としましては、あくまでもこれ自体は歪を生み出さない設計が基本となっておりますので、ゲイン量を劇的に増やすことはできないことでしょうか。


 ぱっとでてくる有名なギタリストとしては、ダイムバッグダレルやケリーキングさん達です。